昨日の投稿で、成長するためにはとにかく試行回数を上げつつ、一回一回の試行の中で最大限本気を出して、価値のある失敗をすべし、という話をした。
ただ、よくよく考えるとこの「失敗」ってなんだろうか。
私が敬愛するサッカー選手である本田圭佑は(細かい言葉尻は違っているかもしれないが)「失敗は、最終的に成功するまでに踏んだ過程に過ぎない」みたいなことを言っている。
また、エジソンも「失敗は、上手くいかないやり方の一つを知ることができただけ」というようなことを言っている。
要するに、失敗を失敗として捉えていないというか、失敗を失敗で終わらせるつもりが毛頭ないのである。
私も似たようなマインドセットであり、人によってはメンタルを深く病むであろうレベルの失敗をいくつもしてきているが、悔やんだところで過去は変えられないので、今後に活かすための反省はしても、後悔はしないタイプである。
でも、人によっては失敗がとても怖く、怖いから足がすくんで何もできないという人や、失敗から立ち直れずに身動きが取れなくなってしまうような人もいる。
あと、組織の体質によっては一度失敗したらもうチャンスが巡ってこないみたいなところもある。
多分そういう人や組織も、何も悪気があってそうなっているわけではなくて、ある種の環境・条件で最適化された行動や文化がそうなだけなのだろう。
実際、私も幼少期はすこぶる小心者だったので、先生の一挙手一投足に注目し、とにかく「正解」を出そうと、「優等生」を演じようとしていたし、失敗が何より怖かった。それは多分、自分がコントロールできない存在(教育制度、学校、教師など)に対して、最も何の痛みも感じずに関わる手段だったのだと思う。
でも、おそらく大学生の頃から、失敗したとてだから何?というマインドになり(それはおそらく、自分がコントロールできることが増えて、トータルでプラスにさえなればOKという状態を作れたから)、それ以降は失敗が全く怖くなくなった。むしろ早くたくさん失敗してそこから学びを得たいというスタンスに変わった。
なので、今これを読んでくれている人がもし失敗を恐れているのであれば、環境を変えた方がいい。
私の場合は勝手に大学の頃くらいから、自分の人生は自分のためにあるという意識や、人の目を気にする意味なんてないと吹っ切れていたので失敗が怖くなくなったが、そうでない人も世の中には多くいるのだと思う。そういう人が今と同じ環境に居続けながら、急に失敗を恐れなくなるってなかなか難しいと思うので、環境を変えて、マインドも変えていけるといいと思う。
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